「出走表に表記されてる級別(ランク)ってどのように決められてるの?」
と思っている方の疑問を解消していきます。
ボートレースの選手は約1600人いて、その中で選手の強さを表す級別(ランク)が決められています。
今回は、どのように級別(ランク)を決めているのかを解説していきます。
選手の級別(ランク)の決め方について解説
ボートレースのランクはA1級、A2級、B1級、B2級の4段階に分けられます。
レーサーの級別は、基本的に勝率が高いレーサーから順に上位のランクへ振り分けられていく。
それに下記の条件が乗っかってくる。
- 定率
- 2連対率・3連対率
- 事故率
- 最低出走回数
これら条件の詳細を見ていきましょう。
定率
ボートレースでは級別ごとに人数が決められております。
定率とは全ボートレーサーに対する人数の割合となります。たとえば、A1級なら上位20%が定員となります。
つまりボートレーサーは約1600人いるので、A1レーサーは約320人いることになります。
2連対率・3連対率
2連対率・3連対率とは、2着以内・3着以内に入る確率を指しています。
A1レーサーの大山千広選手の場合、50.33%で2着以内に入っていて、69.28%で3着以内に入っていることがわかります。
A1レーサーの場合は、2連対率30%以上、3連対率40%以上なので大山千広選手はA1級の基準をクリアしていることがわかる。
事故率
事故率とは、事故点の合計を出走回数で割った値です。
FLとは、フライング(F)と出遅れ(L)のことです。
事故率が0.7を超えてしまうと、いくら勝率がA1級だったとしても必ずB2級に降格してしまいます。
最低出走回数
最低出走回数とは、それぞれの級別(クラス)に設けられている期間内に走らなければいけないレース数です。
たとえば、A2級の選手が勝率、2・3連対率がいくらよくてもレースを70回以上走ってなければB1級に降格してしまいます。
級別の審査と実施期間
級別は半年毎に審査があり、その実施期間も決まっています。
期 | 級別審査対象期間 | 級別実施期間 |
前期 | 前年5月1日~前年10月31日まで | 当年1月1日~当年6月30日まで |
後期 | 前年11月1日~当年4月30日まで | 当年7月1日~当年12月31日まで |
たとえば、2020年1月29日の各レーサーの級別は、2019年5月1日~10月31日までのレース結果が反映されています。
審査対象期間が終わって2ヶ月後に反映されるってことですね。
まとめ
今回は、選手の級別(ランク)の決め方について解説してきました。
選手の級別(ランク)の審査方法を理解することで審査対象期間前のレースは選手の気持ちが分かり、もっとボートレースを楽しむことができるでしょう。